欧州特許庁の判決、育種家へ逆風

2015年3月27日 - コメントを残す



欧州特許庁の判決、育種家へ逆風
欧州特許庁、控訴最高裁判所は交雑、選抜で作成された新品種は特許の対象になるとの判断を下しました。この判決は植物苗育苗業者の団体である Plantum の主張と対立するものです。「近日中に数百の特許が申請されることになるでしょう。」会長の Niels Louwaars氏は言いました。数年前まで新品種は育成者権によって保護されてきました。しかし1998年より植物の特性を特許にできるのではないかとの考えが生まれました。既存の植物材料で”発見”された特性にも特許が得られるということはそれ以降自由に育種が出来なくなることを意味します。特許を取られた既存の植物材料で新しい品種を作った場合、特許取得者の許可が必要となります。控訴最高裁判所の判決は植物の特性を誰でも最初に”発見”、申請した人が特許を取れることを確認しました。
育種業界へ逆風
植物の特許に関する議論はここ数年沸騰しています。特許の特殊性にも関わらず、既存の自然の特性が交雑により商品へ取り入れられた場合、”発明”、”発見”とされることです。生物学的交雑過程は特許から除外されていますが最高裁判所は、この例外が非常に限られて解釈されるべきであるとの判断を下しました。これは我々育種業界へ逆風です。
オランダとドイツの国内特許法は除外
オランダ国内特許法では生物学的交雑過程は特許から除外されることは注目すべきです。しかしほとんどの特許は欧州特許庁の条文が適用されるためあまり重要ではありません。政治家は社会の要望に応えるべき職務を果たすべきです。
欧州法の変更嘆願
このような特許を防ぐために欧州種苗会社組合 ESAは欧州特許法の変更を求めています。経済省国務長官Dijksma 氏へは既に要請しました。 Plantum はすべての政治家へ育種家が事業を継続できるよう育成者権と特許のバランスを回復するよう呼び掛けました。また企業も自己の利益ための特許をすべての育種家が利用出来るよう、社会的責任をはたすべきです。育種の継続には育種材料の開放が不可欠です。
Plantum 2015年3月27日付訳

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