農協(LTO)ルピナスの栽培禁止に反対, 飼料、食用ルピナスは欧州特定外来生物被害防止法リストに入れるべきではない

2016年2月24日 - コメントを残す



農協(LTO)ルピナスの栽培禁止に反対
欧州特定外来生物被害防止法により、ルピナス、トネリコバノカエデ、ニワウルシの栽培が禁止される可能性があります。農協(LTO)会長 Albert Jan Maat氏は欧州連合秘書官Karmenu Vella氏へ法改正を求める緊急書簡を送りました。オランダではルピナスが家畜飼料、緑肥として100ha 栽培されており、持続可能な農業に利用可能な作物として注目を浴びています。トネリコバノカエデ、ニワウルシはオランダ樹木栽培にとって重要な品目です。欧州特定外来生物被害防止法は2015年1月より施行、最初のリストにはホテイアオイ、アカホホカメなど37動植物が掲載されました。オランダはこのリストに同意していませんが、多数意見に従わざるを得ませんでした。欧州連合は現在第二のリストを作成中で、そこにルピナス、トネリコバノカエデ、ニワウルシが載っています。Albert Jan Maat氏は「トネリコバノカエデ、ニワウルシはオランダの公園、街路樹などに多く使われています。オランダの庭にはルピナスの花が咲いています。これらの植物がリストに載ると罰せられることになります。特定外来生物被害防止の重要性はよく理解していますが、施行には注意してほしい。」と語りました。
LTO Nederland  2016年2月19日付訳

飼料、食用ルピナスは欧州特定外来生物被害防止法リストに入れるべきではない
2015年1月1日より発効した欧州特定外来生物被害防止法のリスト追加が議論されています。その中にルピナス (Lupinus poliphyllus) が加わる可能性があります。これは飼料、食用に使われるルピナスとは違う種です。 Louis Bolk 研究所は強調しました。近年ルピナスの種子はオランダで高タンパク質飼料、食材として使われています。 オランダ農協(LTO)はルピナスをリストへ追加しないように緊急要請しました。Louis Bolk 研究所はここ10年ルピナスの栽培、開発、処理利用の研究を続けています。Udo Prins氏によればLupinus属には100以上の種があり、 Lupinus angustifolius、 Lupinus albus、Lupinus luteus、Lupinus mutabilis の4種が飼料、食用として使われます。この4種は一年草で北ヨーロッパでは侵入作物となることはありません。Lupinus angustifolius、 Lupinus albus、Lupinus luteus はすでに数百年前からヨーロッパに存在、全く問題になっていません。一方、宿根性のルピナス Lupinus polyphyllus は北アメリカ西海岸原産で、1826年観賞用植物として導入後ヨーロッパ各地で道路、鉄道に沿って拡散、侵入作物となり、今回チェコよりリスト追加の申請がありました。同じルピナスですが侵入作物宿根性ルピナス Lupinus polyphyllus と飼料、食用に使われるルピナスは明確に区別する必要があります。
Louis Bolk Instituut  2016年2月24日付訳

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *